過活動膀胱 前立腺肥大の考え方ガイドライン

放射線療法

 

放射線をがん細胞に照射して、これを死滅させる治療が放射線治療です。

 

前立腺がんは放射線治療が非常に有効ながんの一つで、手術療法に匹敵する治療成績が得られており、放射線治療の件数が手術療法の件数を上回っているといわれています。

 

通常は、がんが前立腺内にとどまっている場合が対象となります。

 

がんを完全に死滅させるためにはより多くの線量を照射する必要がありますが、そうすると膀胱や直腸といった前立腺周囲の臓器に障害が起こりやすくなります。すなわち、血尿、排尿時痛、膀胱萎縮、直腸出血、直腸狭窄、勃起障害などの合併症です。

 

しかし、放射線療法のほうが、手術療法よりも体に対する負担が少ないのは確かです。

 

専用の放射線治療装置で発生させたX線を体の外から前立腺に照射する外照射という方法が現在最も普及しています。

 

毎日決まった線量を照射していき治療終了までには一か月から、二か月ほどかかりますが、通院での治療が可能です。より知慮効果を高めると同時に、より合併症を少なくするために様々な工夫や改善がなされています。

 

その中でも強度変調放射線治療は大変これからの進歩を期待されています。

 

X線ではなく、重イオン線や陽子線を用いた放射線療法も開発されており、非常に優れた治療成績を上げています。しかし、まだ限られた施設でしか行われておりません。