過活動膀胱 前立腺肥大の考え方ガイドライン

軽尿道的前立腺除去術(TUR-P)

 

直径が約8ミリほどの手術専用の内視鏡を尿道から挿入して、先端からループ上の電気メスを出し入れして、肥大した前立腺を削り取る手術です。

 

約一週間ぐらいの入院が必要でで、腰から下だけの麻酔によって行われます。

 

手術時間は一時間程度で、前立腺肥大症にたいする手術のゴールドスタンダードと呼ばれるほどの主流の術式です。

 

一般的には排尿障害は目に見えて改善し、その効果は薬物療法より明らかに高いと言えます。

 

もちろん手術自体がうまくいっても排尿状態が思ったほど改善しなかったりすることがあります。

 

だからこそ手術のメリットとデメリットを十分に把握したうえで治療の方法は患者さん自身が納得のいく方法を採用しましょう。

 

どのような手術にも危険はつきものです。いわゆる合併症なども心配ごとの一つとなります。

 

TUR-Pの場合一番心配しなければならないのが、手術後の出血です。時には輸血が必要な程出血することがあります。

 

TUR反応という命にかかわるような合併症や尿道括約筋

 

損傷による尿失禁がまれに起こることがあります。

 

あるいは、射精の際に精液が体外に射出されず、膀胱内に逆流する逆行性射精という現象は全霊で起こると考える必要があります。

 

合併症の多くは術者の技量に左右されることが多く、一人前の術者になるには数百例の手術を経験しなければならないとも言われています。

 

泌尿器科の医師の立場からするとTUR-Pは確かに治療効果は絶大ですが、上手になるのに多くの経験が必要な点が最大の問題だとも言えます。

 

本来、優れた手術術式とは、その治療効果もさることながら、誰もが少ない経験で一定レベルの技量を習得できる出式だと考えるからです。